インター、現地校、日本人学校、どこがいい?それぞれの違いと進路

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  • 学校の選び方

この記事を読んで分かること

  • 海外で選べる学校の種類とそれぞれの特徴
  • 進学に有利な学校の選び方
  • 帰国後に不利にならないためのポイント

海外赴任や移住の際、「子どもをどの学校に通わせるべきか?」と悩む家庭は多いですよね。実は、海外での学校選びが帰国後の進路にも大きな影響を与えます。
本記事では、インターナショナルスクール・現地校・日本人学校の特徴や違い、それぞれのメリット・デメリットを解説し、進学に適した学校選びのポイントを紹介します。

1. 海外で選べる3つの学校タイプとは?

海外で子どもが通える学校には、大きく分けて以下の3種類があります。

学校タイプ 特徴 向いている家庭
インターナショナルスクール(インター) 英語または多言語で授業。海外の教育カリキュラムを採用 海外大学進学を視野に入れている
現地校(ローカルスクール) その国の公立・私立の学校。現地語で授業 現地の文化にしっかり馴染みたい
日本人学校 日本の文部科学省の指導要領に沿った授業 日本の学校にスムーズに戻りたい

ポイント

「帰国後の進学先をどうするか?」によって、どの学校を選ぶべきかが変わってきます。

インターナショナルスクール(インター)の特徴

2. インターナショナルスクール(インター)の特徴

特徴

  • 英語(または多言語)で授業が行われる
  • 海外の教育カリキュラム(IB・AP・IGCSEなど)を採用
  • 世界中から生徒が集まり、多文化な環境で学べる

進学のしやすさ

  • 海外大学には有利! → 特にアメリカ・イギリス・シンガポールの大学へ進学しやすい
  • 日本の大学は受験方法に注意! → IBやSAT利用なら有利だが、一般入試には国語力の壁も

デメリット

  • 学費が高い(年間200〜400万円の学校も!)
  • 日本のカリキュラムに沿っていないため、帰国後の受験対策が必要

こんな家庭に向いている!

  • 将来、海外の大学進学を考えている
  • 英語をネイティブレベルで習得させたい
  • 日本の教育にこだわらず、国際的な環境で育てたい

ポイント

インターは海外進学には強いが、日本の受験には要注意!

3. 現地校(ローカルスクール)の特徴

特徴

  • その国の言語で授業が行われる(英語圏なら英語、フランスならフランス語など)
  • 現地の教育制度に沿っているため、現地の子どもと同じ学びができる
  • 学費が比較的安い(公立なら無料 or 低額)

進学のしやすさ

  • 現地大学へ進学するなら最適! → 高校卒業資格が現地の大学に直結する
  • 日本の大学は受験方式に注意! → 帰国生入試なら有利だが、一般入試には対策が必要

デメリット

  • 現地語が身につかないと、授業についていけない
  • 帰国後、日本の教育と大きなギャップが生じることも

こんな家庭に向いている!

  • 現地の文化や言語をしっかり学ばせたい
  • 海外生活が長期(5年以上)の予定
  • 現地大学進学の可能性も視野に入れている

ポイント

現地に完全に馴染めるが、日本の受験には計画的な準備が必要!

4. 日本人学校の特徴

特徴

  • 日本の文部科学省のカリキュラムに沿った授業
  • 教科書も日本と同じ。日本語で授業が行われる
  • 日本の学校文化(行事・部活動など)を維持している

進学のしやすさ

  • 日本の学校に戻る場合は最もスムーズ!
  • 帰国生入試だけでなく、一般入試にも対応しやすい

デメリット

  • 日本人が多く、現地の文化に触れる機会が少ない
  • 英語力の維持が難しい(英語の授業はあるが、日常的には使わない)

こんな家庭に向いている!

  • 日本の中学・高校・大学への進学を前提にしている
  • 日本の教育をそのまま継続したい
  • 英語よりも日本語の維持を重視したい

ポイント

日本へのスムーズな復帰が可能だが、英語力の維持が課題!

日本帰国後に不利になるケースとは?

5. 日本帰国後に不利になるケースとは?

日本の一般入試が難しくなるケース

→ インター・現地校出身で、日本の教科書を使った勉強をしていないと、受験に対応できない!

日本語の読み書きが追いつかないケース

→ 特に国語力が不足すると、小論文や記述試験がハードルに!

英語を活かせる学校が少ないケース

→ 帰国生受け入れ校を事前に調べておかないと、選択肢が狭くなる!

ポイント

海外にいる間も、帰国後の進路を意識して学習計画を立てることが大切!

まとめ:どの学校が最適?家庭の方針を考えよう!

  • 海外大学進学を考えているなら → インターが有利!
  • 現地の文化・言語を重視するなら → 現地校が最適!
  • 日本の学校にスムーズに戻りたいなら → 日本人学校がベスト!

家族の方針や、帰国後の進路をよく考えたうえで、子どもに最適な学校を選びましょう!

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